食料自給できない国は滅ぶ(2月27日付朝刊24面「食品輸入10兆円時代」に思う)

日経にはよく食品輸出の話が出るから、輸出入が拮抗してきたのかと思いきや。食品輸入は10兆円を超え、輸出額のおよそ9倍とか。窓の外を見れば、都市近郊なのに、いやそれだからか、耕作されずに値上がりと転用を待つ農地が目に入る。 いったん有事となれば、どんなに金を積んでも食料を輸入するのは難しくなる。それなのに米以外の食料は圧倒的に輸入に頼っ…
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本気で闘わなければ変わらない(2月26日付朝刊21面「実質賃金上昇のカギとは」に思う)

本日の大機小機が指摘する通り、実質賃金を上げるには生産性向上が必要だという論理は、身を切って賃金を上げたくない経営者側の理屈だ。そもそも日本の生産性は賃金水準ほど低くない。日本で実質賃金が伸びないのは、交易条件の悪化と労働分配率の低さによる。 交易条件の悪化は、一部の輸出大企業を支えるため、政府日銀が意図的に円安誘導をしてきたことが大…
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本末転倒ではないか?(2月25日付朝刊3面「学生バイト 年収の壁上げ」に思う)

学生バイトの扶養限度額を引き上げる話は、どうもしっくり来ない。より多く働ける選択肢を確保するのは、悪いことではないのだろうが、学生の第一の仕事は勉学であり、それをおろそかにして、何のためにバイトをするのか? もし、学費や生活費が足りないのであれば、給付型の奨学金を増やしたり、低所得者への就学支援を強化することで対応すべきではないか?も…
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