まず空き家と農地の活用から(2月4日付社説「首都圏に住む人の目を地方に」に思う)
地方創生はこれまで何度も形を変えて行われてきたが成果をあげていない。首都圏と同じ土俵で競争すること自体、勝ち目の無い闘いなのだから、全く違う切り口も試してみてはどうか?
例えば、空き家と農地が余っているなら、都会との2拠点生活や、新規就農への大胆な援助、規制緩和というのはどうか?特に新規就農については、全国的な農業規制の枠内にあるため、言わば本気の就農しか認められていないと理解するが、もっと気楽に始められる仕組みもあっていい。都市圏にはお世話付きのレンタル農園があって、忙しい時は貸し主が面倒を見てくれる。田舎でも、困った時、手が回らない時は、地元のベテランが助けてくれる仕組みがあれば、週末農業で半自給生活も悪くないと思う人はいるはず。
ロシアにはダーチャという農園付きの別荘があって、休暇はそこで過ごす人が多いと聞く。自給自足にも役立つらしい。日本でもこうした別荘取得に対するインセンティブ付与や共同保有の制度整備を進めれば、ぜいたくというのでなく、庶民の手の届く範囲でダーチャ生活の実現ができないか?そうすれば地方での消費も増え、経済の活性化にもつながる。まだ思いつきだが、私もいろいろ考えてみたい。

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