米国と心中は最悪😞(3月9日付朝刊5面「トランプ氏追従のリスク」に思う)

トランプ氏の圧力に屈して辞任を表明したカナダ与党の後継党首選挙の様子をテレビで見た。どの候補もトランプにガツンと言ってやると強気の発言。米国と最も長い国境を接する国だから、それくらいの意気がないと、飲み込まれてしまうのだろう。かたや、米軍にとって西太平洋からインド洋、中東までカバーする最重要の前進基地を置く日本はどうか?
これまでのところ、少しでもトランプ氏の機嫌を損ねるのですがような話題は持ち出さず、ひたすら平身低頭する首相の姿は卑屈以外の何者でもない。昨日最終回を迎えた「坂の上の雲」に描かれた明治の人々の独立の意気込みと比べると、何と情けないことか。

もちろんむやみに対立しろということではないが、言うべきことは言っておかないと、相手には認めたことになるし、やり取りに注目している世界の国々にはしょせんその程度の国、信ずるに足らずとみなされかねない。

日経も風見鶏というコラムでは、トランプ追従のリスクを指摘するものの、社説をはじめ全体的には先の日米首脳会議を評価し、日米同盟至上主義から抜け出せない。せめて、日本には米国の防衛義務はないから不公平との指摘には、その代わり米国は沖縄の基地を日本防衛以外も含めて自由に使っていると反撃し、そのリスクについて国民的な討議を求めるべきだろう。

KIMG0713_Original.jpeg

この記事へのコメント